2020/08/20

川島実桜さん|セイコーグランプリ女子800mを前に

セイコーグランプリのドリームレーン出場選手が発表されました。女子800mには豊橋南高校の川島さんが出場します。

昨年のインターハイが沖縄で開催されたこともあって、そこで初めて川島さんの走りを間近で見ることが出来ました。800m決勝では序盤から前に出る姿勢を見せてくれました。
現在のベスト記録は2分8秒53ですが、その記録以上の可能性がフォームから溢れ出ているような選手です。

とはいえ走りそのものはまだ粗削りで、接地、ピッチ、体幹など全体的にこれからという印象です。
伸びる要素が多いということですが、それ以上に目を惹くのが「ギアチェンジ」です。
川島さんはレース中に複数回、大きな速度変化を見せることがあります。

元々短距離が得意だったように見受けられますが、小柄なうえフォームは粗削りです。決して効率的な走りとは言えないフォームです。それでもこれだけの速度変化が出来るということは、心肺機能が相当強いのではないかと思われます。心肺機能の強さが、速度の変化と維持を可能にしているのではないでしょうか。走りそのものが未完成で心肺機能が強い、しかも「前に出る姿勢」を持ち合わせています…こういう選手は必ず伸びます。

コロナ禍の今、どれほどの練習を積めているのか分かりませんが、セイコーでは2分8秒5の日本選手権参加標準記録の突破を目指してもらいたいところです。
そして近いうち、2分5秒前後の記録を出してくる…そんな予感を抱かせてくれる選手です。高校卒業後も、自分に合った環境で走り続けてくれることを願ってやみません。