2020/03/30

SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)について|現状と対策、推測メモ

はじめに、横浜市立大学生命ナノシステム科学研究科佐藤彰洋特任教授による情報共有サイト「COVID-19情報」を紹介しておきます。
私がこのサイトから得た情報は大きく、この記事の内容にも大きく影響しているからです。

この記事を書いている2020年3月30日現在、特に東京で感染者が爆発的に増加しています。
特に東京都では3月10日以降とそれ以前では10倍の感染率が確認できます。
佐藤特任教授はこの要因を
海外からの帰国者が持ち込んだ欧米で流行を広げている感染力の極めて高いこれまで日本国内で主として確認されていたS亜型とは異なるウイルス(L亜型)の2次感染、3次感染が発生していると考えるべきです
と推察しています。
たしかに、沖縄、千葉、東京、そして京都の大学生など、ここ数日の感染者の多くが海外から帰国後に発症しています。
これがS亜型ではなくL亜型によるものであるならば、私たちは今よりもさらに警戒しなければなりません。

そこで「感染を予防する」のではなく「感染させない」という意識が重要になると思います。
「日本は検査数が少ない」という批判を度々耳にします。
確かに検査数が少ないので、本当の感染者数は分かりません。
検査出来る人数に限りがあるのなら、私は自治体ごとに統計調査のための検査を定期的に行い、その結果を感染率の目安として行動指針を出せたら良いと考えていましたが、それではもう遅いかもしれません。
私自身も含めて、誰が無症状で感染しているか分からない状況です。
京都大学ウイルス・再生医科学研究所附属感染症モデル研究センターの宮沢氏がSNSで投稿しているように、「自分は今、感染している!(無症状で!)」 「誰にも移しちゃいけない!」という前提で行動するしかないと考えます。
※宮沢氏の投稿は記事最下部に埋込しておきます。

移さないために思いつくのがマスクの使用です。
マスクではウイルスの侵入は防げませんが、咳やくしゃみ、会話の飛沫範囲を狭くすることはできるので、自分が無症状で感染していたとしても他人に移すリスクは軽減できると考えます。
マスクが手に入らなければネックウォーマーでもいいし、バンダナや手ぬぐいを鼻と口を覆うように巻くだけでも良いと思います。
たまにせっかくマスクしているのに鼻を覆っていない人を見かけますが、あれでは意味がありません。
政府はマスクやそれに代わるものを使用することを推奨するべきですし、東京都などは急いで条例を制定すべきかもしれません。
「外出時、公共交通機関、屋内施設ではマスクもしくは代用となるもので口と鼻を覆うこと」という条例を。

この数日、発表される感染者数が増えることは横浜市立大の佐藤氏が予測していました。
既に1000人が東京都内で罹患、または発症していると考えられるというのです。
そしてこの1000人という数値は、PCR検査の機会を得て感染が確認される人の数だそうです。
今すぐ対策をしたとしても、今後2週間、現在感染しPCR検査を受けるであろう人は感染者数として発表され続け、その合計がおよそ1000人。
もちろん無症状の人や検査を出来なかった人はここに含まれません。
80%の人が軽症、無症状であるという報告を基に考察すれば、既に10000人程度が感染している可能性があるそうです。
佐藤氏はさらに、人との接触頻度を18%に抑え、それを2週間続けることで東京の感染者数は(2週間後から)減少に転じるとしました。
そして、L亜型が流行しているとしたら、この頻度を1.8%まで低下させる必要があるとしています。
厳しいですがこれが今の現状であると私も思います。
それにしても東京や大阪で18%は難しい。
まして1.8%となると想像も出来ません。
東京都は3月28、29日の2日間、外出を自粛するよう呼びかけましたが、この概算が正しいとすれば2日間ではまるで足りません。
ですが接触頻度1.8%を2週間というのもかなり困難なことでしょう。
だからせめて「移さない努力」をと思う次第です。

さて、東京五輪は1年程度の延期開催ということで話が進められています。
これを来年の7月開催とするならば、遅くとも4~5月頃にはどの国でも選考が終了していなければなりません。
今、SARS-CoV-2による感染は、アフリカ諸国や中南米にも拡大しています。
3月11日時点ではアフリカの12か国で感染者が確認され、その合計は110人を超えたくらいでした。
これが23日にはブルキナファソだけで感染者数114名、死者4名となってしまいました。
このままアフリカ大陸や中南米で感染が蔓延すると、医療体制の整っていない国も多いことから深刻な事態となることが予想されます。
先進諸国で収束したとしても、発展途上国で収束しなければ五輪の開催は難しいのではないでしょうか。
また新植民地主義という言葉があるように、多くの中国資本がアフリカに進出しています。
もちろん欧米や日本もです。
中国から移住している労働者も多く、彼らが感染蔓延から逃れるために移動すれば、世界的な2次感染に繋がるのではないかと懸念しています。
さらに我々の生活はアフリカや中東の資源で成り立っている部分が大きい。
アフリカが止まると世界が止まる…そんな恐れを抱いています。
近いうちに間違いなく先進国による医療支援が必要になります。
そうしたことからも、私たちは1日も早くSARS-CoV-2の感染を止めなければならないと考えます。

簡単ではないかもしれませんが乗り越えなければならない。
どうか皆さん、安全でありますように。
健康でありますように。