2019/11/24

田邊美咲さん|2020クイーンズ駅伝

クイーンズ駅伝を観戦して最初に注目したのが三井住友海上の田邊さんが1区に起用されていたことでした。
元ユニクロの林田さん、元第一生命の西澤さんと同学年と言うこともあって、田邊さんは高校生の頃から注目して見てきた選手の一人です。
元々1500mを得意とするスピードのある選手でした。
そのスピードを活かしつつスタミナを強化し、今では5000mを15分35秒、10000mは32分36秒で走るまでに成長しています。
とは言っても、田邊さんの基本スタイルはやはりスピードランナーです。
最期までついていければスプリント勝負で面白いことになる。
でも展開次第では大きく遅れてしまうかもしれない。
田邊さんの1区起用が吉と出るか凶と出るか…

そして展開は日本郵政の廣中さんが序盤から飛ばし、1区7㎞の5㎞通過が15分33秒。
さらに飛ばして7㎞を21分32秒で走ります。
驚異的なタイムなのでこれに誰もついていけないのは当然だとして、田邊さんは22分28秒、区間10位で走り切りました。
例年であれば先頭とは30秒程度の差です。
最初からハイペースだった展開でもこのタイムで走り切れているのですから、確かな粘り強さが身についていると見て間違いない。
4区のカマウさん、5区橋本さん区間6位、アンカー片貝さん区間5位の好走もあって、三井住友海上は6位でゴール。
来年のシード権を獲得しました。
一般的な報道では、田邊さんの区間10位が取り上げられることはないかもしれません。
しかし私には総合6位に大きく貢献した粘りの走りだという印象が強かった。
優勝した日本郵政の勢いは1区の廣中さんが作ったという見方は、誰しも納得出来ることでしょう。
同様に、三井住友海上の粘りの走りは1区の田邊さんが作ったと見ることが出来ると思います。
田邊さんの粘りの走りを、見事な襷リレーで繋いだ6位入賞でした。

これから先、田邊さんが1500mでスピードを磨くのか、距離を伸ばしてマラソンに挑むのか、どちらを考えているのかは分かりませんが、どちらにも可能性があるように思います。
まだまだ走り続けて欲しいランナーの一人です。