2018/10/19

田中怜奈さん、女子棒高跳高校新記録

昨年、「棒高跳びの新星たち」という記事で取り上げさせてもらった田中怜奈(観音寺一高)さん。
U20日本選手権で4m11㎝(日本歴代10位)の跳躍でU20日本新記録、高校新記録を樹立しました。
画像直リンク先はhttps://goo.gl/ddXKSh
JAAF公式Twitterアカウント)
高校2年生で4mを跳んだ時にも驚かされましたが、あれから1年ちょっとで4m11㎝。
急成長の真っ最中です。

そして動画を見ると、記録更新後に4m20㎝に挑戦しています。
跳躍種目は上に挑み続ける限り、最後は必ず失敗で終わる種目です。
残酷なようですが「失敗で終わる=課題を見つけられる」ということでもあります。
跳躍種目ほど、失敗を次に活かせる競技はないのではないかと思います。
田中さんの最後の跳躍も何か掴みかけているようでした。
4m20を跳ぶ日も遠くないのではないか…
4m11という大記録を出しばかりだというのに、もうすでにそんな期待が膨らんできます。

2018/10/18

石塚晴子さんのスプリント

先月観戦した全日本実業団陸上。
自分でもとても意外だったのですが、石塚晴子さんの走りを実際に観たのは初めてでした。
インターハイで凄まじい活躍をしていたので、もちろん名前は知っていましたし、大学を辞めてローソンに入ったということも耳にしていました。
でもその程度なので、多くを語ることは出来ません。

初めて観た石塚さんのスプリントからは「意志の強さ」を感じました。
同時に「迷い」や「不安」も抱えているような、そんな走りに思えました。

文芸や絵画を鑑賞する際、私は作品に自分の想像力を働かせ、自分の経験と重ねることがあります。
共感はそこから生まれ、共感できる作品だけが、私にとって興味深いもの、つまり名作となります。
ランニング・フォームも同じです。
速い遅いにはあまり興味がなくて、走り方そのものに興味があります。
走り方は、その人の生き方に直結するものだと思うからです。
ただ、内面の部分をこれほど強く感じる走りに出会ったのは初めてかもしれません。

長い年月をかけて「走ることは人生を肯定する手段になり得る」と、私は気づくことが出来ました。
自分勝手な想像力を働かせてみれば、石塚さんは自分自身の「走り方」を手に入れかけているのかも知れません。
これからどんなスプリントを見せてくれるのか、楽しみな選手がまた一人増えました。