2018/05/28

高石涼香さん、最後の関東インカレ


関東インカレの女子800mに出場した東大の高石さん。
大学4年生、最後の関東インカレで決勝まで勝ち進み、7位入賞を果たしました。
決勝でのタイムは2分13秒52。
この前日に予選と準決勝を走っていますから連戦の疲れが少し見受けられました。
決勝では、オープンコースになってからペースアップをした際の疲労が中盤から後半に出てしまったようです。
こればかりはどうしようもありませんし、攻める姿勢を貫いた高石さんの選択が素晴らしかった。
先頭につく形で400mを62~63秒で通過。
最善だったと言えるでしょう。

前日の準決勝を2分10秒92の自己ベストで走り、その翌日にさらに大きなレースに挑む。
恐らく未知の世界に足を踏み入れたような感覚だったのではないでしょうか。
関東インカレは、出るだけでも大変な大会です。
ましてや決勝に残ることは容易なことではありません。
関東インカレの参加標準記録(2分16秒50)は、ほとんどの県では、高校総体県大会の決勝レベルのタイム。
高校の頃から陸上をやっていて、各地域で活躍していた選手が目指す舞台、それが関東インカレです。
東大の高石さんは、何度も紹介していますが、陸上競技を始めたのは大学からです。
2016年10月、日体大記録会の動画です。
この時の走りと、今回の関東インカレの走りを比べると、およそ1年半の間に高石さんが急速に進化してきたことが良く分かります。
大学の授業、課題、テスト…東京大学ですから大変だろうと思います。
そうした中、自分の走りと向き合い試行錯誤を繰り返し、今の速度とフォームを手に入れたのでしょう。

走り方は、誰でもレベルアップすることが出来るものです。
そしてタイムは、それなりについてくるものです。
高校に入ってから陸上を始めた人、高校2年で少し諦めかけている人、そして指導者の人たちにとって、高石さんの軌跡は大きな勇気となるのではないでしょうか。