2020/10/19

金城町の石畳道|沖縄を走る

 首里にある「金城町の石畳道」は、私がよく走るジョギングコースの途中にあります。

首里城方面に登る急坂で、昔ながらの石畳が敷き詰められています。
坂の上の方は勾配がさらに急になり、足場の悪い階段があります。
坂の下から首里城まで登っても500mくらいなのですが、何しろ急で足場が悪いのでかなりしんどいです。

レースでもなければインターバルでもスピード練習でもない、ただのジョグなのにこの坂を登るだけで息は上がるし足にもきます。
急坂はゆっくり走るだけでも、体幹、筋力、心肺機能に効果的です。
不思議なもので、走り慣れるとそれほど苦もなく登りきれるようになります。
登りきったら迂回して別の坂道を下り石畳道をまた登る、というインターバルのようなトレーニングもたまに行っています。
インターバルといってもジョグより少し速いくらいなので故障するリスクはほとんどありません。
シーズンオフで体力アップを考えている時期にはお勧めです。
金城町の石畳道は国際通り付近のホテルからなら走って3~5㎞程度の道のりなので、那覇に来られてジョギングをお考えの方にはお勧めです。
石畳道を登って首里城公園を走って帰る…素敵なコースだと思います。

2020/09/27

末吉公園|沖縄を走る

沖縄都市モノレール、市立病院前、または儀保駅より歩いてすぐの場所にある末吉公園。
那覇市市街地にありながら手付かずの自然が残る公園で、一番奥(上)には琉球八社のひとつ末吉宮があります。

アップダウンが多い公園です。整備された歩道の坂道、石畳の坂道、そして急な階段、トレイル…バリエーションが豊富で、ただのジョグでも筋力アップにつながるような非常にハードなコースです。

この画像は公園内に新しく出来た階段です。
50段ほどあるのですが一段一段が高くて急なので、走って上まで登るのは非常にキツイ。
コースにもよりますが、公園内をグルグル走っても1周1マイル程度なので、1時間走をやるとこの階段を何度か上ることになります。
最初からこの階段を外してしまえば別ですが…。

この急な階段を登りきると短いですが旧い石畳道が劣化したトレイルを走ることが出来ます。

ここからさらに急な石畳の坂道か整備された階段を上がると末吉宮に行くことが出来ます。
私はいつも石畳の坂道を登り、階段を下るコースで走っています。
末吉宮からは見晴らしも良く、先日は運よくオオコウモリの写真を撮ることにも成功しました。

その他にもランニングには魅力的なスポットがたくさんあります。勿論ランニングではなくて、亜熱帯の自然に触れたいという方にもおすすめの公園です。



2020/08/23

SMA症候群

私は医師ではありませんが、SMA症候群(上腸間膜動脈症候群)について書いておこうと思います。
このブログで幾度か、女子長距離選手に対する厳しい体重管理、無月経や摂食障害の問題について取り上たことがあります。
SMA症候群もまた、過度な体重管理や激しい運動によって起こる症状であるからです。

長距離のトレーニングで合宿を行うと、運動量が普段よりも格段に多くなります。
1週間で400㎞以上走りこむこともあるでしょう。
本格的に長距離を競技としてやってきた女子選手であれば、運動量が多い時期や減量中、食事の後に吐き気がする、胃もたれする、腹痛がある…こんなケースを体験した方も多いのではないでしょうか。

運動量が増えている時なら「内臓疲労」、減量中や体重管理が厳しいと「摂食障害」を疑ってしまいがちですが、もう一つ、SMA症候群の可能性を念頭に置いておく必要があります。

SMA症候群とは、十二指腸を上腸間膜動脈という血管が圧迫することで起きる病気です。
十二指腸は上腸間膜動脈と腹部大動脈との間にあります。
二つの動脈の間には内臓脂肪があるので、通常であれば十二指腸は内臓脂肪の中に浮いている状態になります。
ところがこの部分の内臓脂肪がなくなってしまうと、十二指腸が押しつぶされてしまい、食後の吐き気や腹痛といった症状が出てきます。

もうお分かりだと思いますが、内臓脂肪が極端に減ることで起きる病気です。
やせ型の若い女性に多い病気で、体脂肪を気にしているアスリート、糖質制限ダイエットを続けている人は注意が必要です。
突然激しい腹痛と嘔吐に襲われることもあって、その場合は救急車を呼ぶことになるかもしれません。

この症状に実際になったことがあるランナーもいます。
ウルトラマラソンの日本代表でもある兼松選手です。
当時の様子を記事「体重減少が招いた緊急事態」に残してくれているので参考になると思います。

この症状に陥ったら先ずは休むことです。
そして糖質と脂質が豊富で消化によいものを摂取することを心がけます。
女子長距離選手の場合、太ることを気にして、休んだ上にさらに食べることに罪悪感を抱く人もいるでしょうが、吐き気や腹痛が出てきた時点で休息することが大事です。
兼松さんのように急激に悪化することもありますし、その状態で我慢して練習を続けても競技力の向上に繋がるとも思えません。
症状が軽度であれば、練習を軽くするのも良いかもしれません。
ちょっと胃もたれする、胃がキリキリするという程度だと「内臓疲労かな?」と思うくらいでしょう。
この時点で練習を軽めにし回復に努めるという選択もアリだと思います。

内臓脂肪は悪者扱いされがちですが、「減りすぎても怖い」ということを念頭に体調管理をしたいものです。